想いを残した距離に

本当にうるさいな…でもこれでこいつらは復讐なんて考えないだろうし…
渚は安心して帰ってこれるはず。


「こら!何騒いでいる!授業中だ!迷惑だろ!うるさかった奴ら今すぐ職員室に来なさい!」


「わ、私騒いでないし…!」


「私もだってば!」


騒いでいた人達約10人は先生に無理やり職員室に連れて行かれた。
静まる教室。


「…ざまぁみろ」


見てみぬふりしかできず周りに合わせ、復讐しかできない人達が先生に連れて行かれたことに対して私はほくそ笑んだ。


「よく黙ってたな」


「いや…言いたかったですが…上戸が解決してくれると思いまして…」


「あ、そ」


空が青い…渚…早く起きて…
私は渚に会えて…よかった。初めてだったよ。こんな喋りづらい私なんかに話しかけてくれるなんて…私は嬉しかったんだ。
これで少しは恩を返せたか?


「あの…上戸?結局授業なんてできませんし…サボってみませんか?」


「はは、私もそのつもりだったよ」


また考えること月影と被ったな。
ほんと…最近はよく被る。


その日、渚のことを一日考えながらも片隅に月影がいた。なんでかは私のような奴にはわかんなかったけど…