想いを残した距離に

先生はなんて酷い人達なんだろう…自分達の身の安全しか考えてないんだ…


「なぁ、月影…考えてること一緒ってどういうことだ?」


結と別れたあと、私は月影と教室にいた。
教室は渚の話で持ちきり。私は何度も渚について質問された。でも私はほとんど無視をした。


「このことを大事にするでしょ?」


「ああ…でも今考えると…渚はそんなこと望んでないと思ってな。私がやるべきことは先生の考えも改めさせるんじゃなくて渚が戻りやすい状態に変えることだって」


そう。今の状況でもし渚が戻ってきたとしても疲れてしまうだけ。そんなことはさせたくない。


「そうですよね。上戸って本当に須藤のこと好きなんですね」


「そうか?私とっては…渚と結が初めての大事な友達なんだ…」


私が月影と喧嘩しないなんて珍しい。


「あの…上戸さん…須藤さんってどうなったの?」


クラスメイトの可愛らしい女が私に話しかけてきた。


「入院してるけど」


「やっぱり…宮ノ下さん達だよね…私達知ってたのに助けられなくて…」