目が覚めた。


目の前に見えたのは真っ白な部屋に
真っ白なベットどうやらここは
病院みたいだ。


あれから私はどうなったのかな?
カレンダーを見ると私の記憶がない日から
4日も経っている。


「お腹…痛い…」


少し服をめくると見える真っ黒なあざ。
もう本当にひどいな。


「渚…!」

 
聞き覚えのある声。
開いた扉の先にいたのは結、大河、望、月影くんだった。


「みんな…」


「渚!」


結は私と目が合うと走って私に抱きついた。


ちょうど腕がお腹にあたって少し痛かったけど…。


「ごめんね、渚。ごめん…ごめん…!」


結は私に顔を見せないように涙を流す。


「なんで?私が駄目なんじゃん。ちゃんと誤解説いてあげられなかったから」


「私…自分の…ことばっかりだった。渚から逃げたくて真実から逃げたくて学校休んでた…ごめん…ごめんね…」