想いを残した距離に

誰も話してくれる人がいないのはとても
辛いことだった。望達は普通に話しかけてくれるけどいつも京子ちゃんたちに邪魔される。


あれから幸くんとも話せていない。


クラスではこそこそ聞こえる私の悪口。大河との噂はそんなに広まってなかったらしい。それはとても安心した。 


周りから見ればこの件、悪いのは私。
だから私が全部解決しないといけない…
たとえ私がどうなっても…。


そんなことを繰り返しながらある日の放課後になった。


「「「渚…」」」


何も知らない望や月影くん大河は私に心配そうな顔を向けた。


特に大河。結が突然走りだしたあの日のことを少し知っているから。


「みんな…どうしたの?」


「もしかして…お前「渚ちゃぁーん!」


少しトーンを上げた京子の声が聞こえてくると、私は顔を下に向けて何も言わず大河達を通りすぎて京子ちゃんたちのところへ行った。


その時のみんなの顔はどれだけ悲しそうな顔をしていたのだろうか。