想いを残した距離に

私がそう言うと幸くんはゆっくりと手を離した。


ごめんね…。ごめんね…。


私はすぐに校舎内に駆け込んでトイレの中で泣いた。


「みんなのこと…大好きだよぉ…。離れたくない…よぉ…。ごめんね…ごめんね」


ねぇ、私はどうしたら良かったの?
みんなを守るためなら何をされても構わないって思ってたのに

――私は結を傷つけた。