想いを残した距離に

今日は始業式のため、4時限で帰宅。


結は先生に聞きたいことがあるらしく職員室へ、望は日直でまだ帰れない。
月影くんは本屋さんへ行くらしいし幸くんもそれについて行くみたい。

それにより、教室に残ったのは私と大河だけ。これもまた朝同様珍しいこと。


「大河。もう帰る?」


帰りの準備ができた私は何か考え事している大河に話しかけた。


「うーん。ちょっと用事があるんだけど…渚、手伝ってくれない?」


「手伝い?私にできることなら何でも言っていいよ」


私は帰りの身支度をしながら大河と話す。
大河は身支度をやめると…


「じ、実はさ…俺、獅子村のことが好きなんだよ…」


こう言った。


「えーっ!?嘘…そうなの!?」


驚きのあまり口を手で隠す私。


ってことはふたりは両思いってこと?
これはすごいことじゃない?


「まあな…それで…そろそろ告白したいんだけどさ…何言ったらいいかわかんないんだよな…」


「そっか…結、モテるもんね」