想いを残した距離に

「そ、ういえば…渚の隣の人は?」


「わかんないけど…確か東道 幸くんだって…書いてあった」


「聞いたことないよね」


「うん…でも、顔はわかるけど名前がわかんないとかあるし…」


でもそんな人この学年にいたかな?
でもやっぱり…会ったことはあるのかも…


「だね」


「あの!望ちゃん!東道くんって知ってる?」


私は思い切って望ちゃんに話しかけてみた。


「えっ?ああ、知らない…けど」


望ちゃんは驚いた様子を見せながらちらっと私の方を向く。


「そ、そっか…ごめんね」


「ね、ね!なに話してんの?」


私、望ちゃん、結が話していると間に大河が入り込んできた。


「た、大河くん!?」


突然のことに結はまた顔を真っ赤にして
下を向いた。


「私の隣の人のことなんだけど…」


「渚の隣か…誰だろうな」