リバティの殺気が、瞳が、割れたガラスのごとく鋭く、百獣の王のごとく相手を威圧する。
気の弱いものは失神するほどのものを向けられた隊士は怯え、動けなくなる。
だが、愚かな彼の口は閉じることはない。
隊士「ぶ、侮辱?ほ、本当のことを言っているだけだろ?
せいぜい家に引きこもってお母ちゃまにでも甘えとけよ。
お母ちゃまー、僕は弱くて、なにもできなーーーーー」
その言葉が続くことはなかった。
リバティが、彼を思いっきり殴ろうとしたからだ。
彼は反射的に目をつぶる。
「リバティ、やりすぎ」
顔にこぶしが当たる瞬間、イークの声が彼女を止めた。

