そう確認するようにその人物は言い放つ。
そして、刀に手をかけーーーー



ザシュッ



男達に何かを言う隙も与えず、斬り裂いた。



鮮血が迸る。

その鮮やかな赤色と同じ色に、刀は輝いた。



血桜が舞う中で、その人物は冷たく嗤う。


酷く可憐に。

酷く妖艶に。




「イークに手を出したんだ。



ーーー覚悟は出来てるよね?」



ーーーーーー酷く残酷に。