No side


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古い部屋に、男達は集まっていた。

暗い室内の中、部屋の中央に円になって話し合っている。


?「今回の襲撃は失敗したが・・・次はどうする?」

?「新撰組め・・・。この仇は必ずーーー」




「へー?新撰組に復讐でもするつもり?」

1人の男の背後から、いきなり陽気な声が聞こえた。

「「「!?」」」



そこには、1人の女がいた。いや、袴を履いているから、男なのかも知れない。

琥珀色の髪の毛と、同じ色の瞳。
酷く綺麗な色をしているが、何故か右眼は包帯で隠されている。


無邪気に笑っているが、それが更に男達の恐怖を煽った。


「お兄さん達が、今日私たちを襲った犯人だよねー?」