「・・・・交番の行きかたは知っていま

す。だから大丈夫です。」

 怖さに汗ばんだ手を握る。

 ニヤニヤと笑うその人の顔が、声が、

全てが怖かった。

「いや、駄目だよ。キミ高校生だろう?

なら危ないよ」

 あなたの方が命の危険を感じますっ!

「け、結構です!!」

「いやいや、連れて行ってあげるよ」