liar―午前0時の群青―

「私、朝架の言葉で傷ついた!!!」

 朝架はグッと言葉を飲み込んだ。

「それでも、朝架のこと好き!!!」

 その言葉で朝架はハッとする。

 眉をひそめてワナワナと肩を震わせ

た。

「朝架と・・・また・・・っ」

 何故か、言葉に詰まる。

 悲しみじゃないことは分かるけれど。

 溜まった思いを叫んだ。