liar―午前0時の群青―

「何なのよ」

 朝架が冷たい。でもそんなの全く気に

せず続けた。

「朝架、私、言いたいこと朝架に全部言

う。だから朝架も本音を言って!じゃあ

いくよ!」

「え、ちょっ、何なの・・・」

 思いっきり息を吸う。

「私、一輝のこと朝架に諦めてほしくな

い!!!」

「ちょっと、誰かに聞こえたら・・・」

 そんな声気にしない。