liar―午前0時の群青―

「一輝が、わざわざ初季なんかを選んで

あげたのに、私じゃなくってあんたなん

かを選んだのに、何で断ったのよ!!」

 え?朝架、もしかして・・・・。

「朝架、一輝のこと好きだったの?」

 朝架は図星だったらしく、言葉を失っ

た。

 私はただただ驚きが隠せなかった。

「・・・・そうよ?一輝のことが好き

だったわよ?だから?あんたなんかの

を選んで失望したわよ。何で私じゃな

いのって」