liar―午前0時の群青―

「ふっふっふっ」

 自然と笑いが起きる。本格派にこだ

わったのだ。怖くないはずがない・・・

・・はず。

「次の方~」

 みるみるうちに評判になっていくお化

け屋敷。おかげで大忙し、大盛況だ。

 終わるころにはみんなクタクタ。

「朝架、一輝、爽、お疲れ。はいドリン

ク」

 そう言って三人にドリンクを渡す。

「ありがとう」

「あざーっすっ!」

「ん」