すると頭にドスンっという小さな衝撃

が当たる。

「ったぁい!何!?」

 ばっと振り返ると爽がニヤリと笑って

立っている。叩いたのだろう。

「さっさと配置につけよ」

 分かってるよ、うるさいなぁ。

 軽く睨んでから、はいはいと返事をし

た。

『お待たせしました!文化祭の始まりで

す!!』