liar―午前0時の群青―

「もう大丈夫らしい。先公行った」

 きりっとした目も、魅力的に見える。

「聞いてるのか?」

 転校早々、有名人になったしね。

「おい、ブス」

「・・・・・・はぁ!?」

 やっぱ嫌な奴だ、コイツ!

 私はフルフルと肩を震わせて、でも何

か言う気にもなれなくて、出口に向か

う。

「あ、おい」

 爽が呼び止めた。