【初季side】

 どれくらいの月日がたったのだろう。

 私は今年、高校を卒業する。

 けれど夢は決まってなく、これからど

うしようか迷っていた。

「ん~、学校面倒だなぁ・・・・」

 そうぼやいたって時間は待ってくれな

い。

「仕方ない、行こ」

 鞄を持って、外へ飛び出した。