liar―午前0時の群青―

「え、これ・・・・」

 私が意味が分からなく困惑している

と、仁亜がかすれた声で教えてくれる。

「初季さんの誕生日があるからって、私

のセンスを頼って爽が買ったもの」

 そうだったの?

 爽が・・・・・・。

「そっか、そっかそっか・・・」

 何故か涙があふれてくる。

 渡してよ。自分で渡してよ。

 そんな贅沢を思う。