liar―午前0時の群青―

 微笑んだ。

 今までより一番優しい顔。

 泣きそうに震える声を、必死に抑えて

伝えた。

 答えてはくれないけど、きっと届いて

る。

 そう思い、廊下へ出た。

 ***

 廊下には、泣いたのであろう、泣き顔

の仁亜と、爽の母であろう人物がいた。