liar―午前0時の群青―

 爽は軽く説明をして、みんな言われた

とおりに動く。

「まぁ、大丈夫だった?」

 ・・・・どこかの綺麗なお母さんが優

しく声を掛けてくれる。

 私は今あったことと、人々の前の時と

私の前の時の声のギャップがあり過ぎる

爽に驚いて声が出ない。

「あ、怪我はしていないみたいです。

あ、警察の人、到着したみたいです。

こっちです!」