これは本当に反則だ・・・。

乃「(/////)」

こんなやつに赤くなんて・・・
なりたくないのに。

海「君、名前は?」

乃「・・・。」

後ろから抱きしめたまま問う海斗。

乃「離してください。」

海「!!
  ダメだ、離さない。」

乃「な!!」

海「離したら逃げるでしょ?
  まぁ、すぐつかまえるけどさ。」

乃「こんなことをして何がお望み?」

海「君の名前が知りたいだけだよ。」

乃「知ってどうするの?」

海「そうだな・・・。」

あんたは華子が好きなんでしょ?

海「姫になってもら────」


  グイッ


私は思いっきり海斗の腕をはらう。

海「!!」

女に手をはらわれるのが初めてなのかな?
すっごく驚いてる。

乃「冗談やめてください。」