私の手を引いて、蓮くんがリビングに入って行く。 「こんばんわっ……小林千夏です」 ぺこりとお辞儀をすると、2人の若い女の人がニコニコしてやってきた。 「きゃーっ!蓮、いつの間にこんなかわいい子と付き合ってたのぉー! 蓮の姉の葉月ですっ! 千夏ちゃん、よろしくね」 1人の女の人がニコッと笑ってくれる。