────母親に頼まれて、買い物をしていた途中、怪しい男たちに連れられて行くちぃを見つけた。 慌てて後をつけると、そこには男たちにベタベタと触られて、泣きそうなちぃの姿。 助けてやると、ありがとうと、ぎこちない笑顔を向けてきた。 ......そんな無理すんな。泣きたい時は泣けばいいのに..... 「無理、しなくていいから....手、震えてる」 俺がそう言って、震える手を握ってやると、涙をポロポロ流し始めた。