私は屋上を後にして教室に入る。 私のクラスは3年4組。 「────あー!千夏、どこ行ってたの? 淋しかったんだから!」 そう言って笑顔を向けてくれるのは、私の親友、本城美月(ほんじょうみつき) 「美月おはよう!ちょっと屋上行ってた!」 すると、美月は心配そうな顔をする。 「.....また、嫌なことあったの?」