「優太、ごめん。ちょっと、寝たいんだけど‥‥‥」 私がそう言うと、優太は言う。 『分かった。じゃあ、切るよ。無理しちゃダメだよ?』 「うん」 私がそう言うと、優太は優しく言った。 『それじゃあ、お大事に』 「うん、ありがとう」 そう言ったところで、私から電話を切ったのだった。