生きる。






「お前、由茉か!?」


航大は私に問う。


「そう!由茉だよ!

うわー!久しぶり!びっくりしたー!」


「いやー、

アメリカから帰って来たことは聞いてたけど!

由茉変わりすぎてビックリだな!

女になったな!」


「航大も背伸びたね!

昔はちっちゃくて可愛かったのに…」


「何年前の話してんだ!」


航大は兄、晴輝の友達だ。


晴輝は子供のころ、

体が弱く外へ遊びにいけない私のために、

私が自宅にいるときはいつも

友達を家につれてきて一緒に遊んでくれた。


航大もその中の一人だ。


背が小さかったけど、元気で強気で

遊ぶことが大好きだった航大は

ムードメーカーとして人気者だった。


弱い者いじめが嫌いで、友達思いで

私のこともいつも気に掛けてくれていた

優しい優しいお兄ちゃんのような存在だった。