そのあと1つ下の和真(かずま)に
家まで送ってもらった。
「和真ありがと。また明日ね。」
「とんでもないです。さようなら!
おやすみなさい!」
和真はそう言ってもと来た道を戻っていった。
「ただいまー。」
「おう。」
家にいたのは3つ上の兄、
晴輝(はるき)だけだった。
「晴輝一人?」
「みんな仕事。」
「ふーん。晴輝も出掛けんの?」
「あぁ、じゃーな。」
晴輝はそういって出掛けた。
私の両親は仕事が忙しく、
帰ってこないか帰ってきても
夜遅くでほとんど会うことはない。
晴輝は学生だがバイトで忙しく、
バイトがない日はこうやって出掛けていく。
もう一人、6つ上の兄の一輝(かずき)は
三交代制の仕事をしているため
会うことはほとんどない。
今週は夜勤の週、先週は遅番の週だった。
「今日も一人か…」


