俺らは学校が終わってからふらふらしていた。

とくに行く宛もなく、ふらふらするだけ。


なにもない毎日にイライラした。


ドンッ━


「いってーな。」


駅の方を歩いていると

柄の悪い高校生に当たった。


「あ?テメーがぶつかってきたんだろ。」


「ガキの癖に俺をテメー呼ばわりかよ。」


「テメーなんかテメーで十分だろ。」


俺はくだらねー理由でまた人を殴る。

こんなことの繰り返し。


爽と哉斗は見てるだけ。

俺を止めることなんか最初から諦めてる。