生きる。




「由茉ちゃん、よかったね?」


「うん!」


哉斗の声に私は笑顔で返した。


資料室に行くとすでにもうみんないた。


「みんな、今日は美波のとこ行こ。」


私は入ってすぐ言った。


「じゃあ行くか。」


湊が立ち上がり、私の手をとり歩き出した。




私たちは美波のお墓へ来た。


「美波、あっという間に1年だね。

私、まだ覚えてるよ。美波の最期。

湊に伝えた。

私は笑ってるよ。

美波、あの日言えなかったけど

本当は直接伝えたかったけど

美波ありがとう。」


私はまた涙を流してしまった。


「さっき哉斗と純には言ったけど

今日は美波の命日なの。」


私は湊、爽、颯に伝えた。


「去年の今日、美波は亡くなった。

美波は最期まで湊を愛してた。

私を愛してくれてた。

みんなのことをたくさん話してくれた。」


私は泣いた。

湊は私の頭をぽんぽんとして、手を合わせた。

そのあとみんなも。


「これからも来るからね。

美波、この一年忘れた日なんかなかった。

美波は私の生きる希望だから。」


私はそう言って美波のお墓に笑顔を向けた。

笑うって約束したもんね。

そして私たちは帰ろうとしたら


「みんな…」


美波のお母さんに会った。