生きる。




教室で泣く私を見るクラスメイトの視線が痛い。

だけど涙をとめることなんて出来なかったんだ。

私はタオルで顔を押さえていた。


「三浦さん…よかったらこれ使って?」


話しかけてきたのは、話したこともない

クラスの女の子だった。


渡してくれたのは綺麗なガーゼタオル。


「普通のタオルで拭くと腫れちゃうよ。」


そう言って私の手に握らせた。


「…あり、がと…」


私はそれを素直に受け取った。

10分ほど泣いて落ち着いた私に哉斗が聞いてきた。


「で、なにがあったの?」


「それ聞く?私また泣いちゃうよ。」


私がそういうと哉斗は優しい笑顔を向けてくれた。

純は私の頭をぽんぽんとした。


優しいな。


私が泣いていたからクラスメイトも

こちらを気にしている。


こんな状況で言うのか…