それから笹原さんが
哉斗に話しかけることはなくなった。
こんなに簡単に終わるなんて…
と拍子抜けだった。
でもおかげで哉斗が
教室からいなくなることなくなり、
いつも私のとなりに座っている。
「あ、雄じゃん。」
私たちが休み時間話していると、雄が来た。
「2年の教室来るなんて珍しいな。」
そう言ったのは純。
「純さん、哉斗さんお疲れ様です。」
「「おう。」」
「由茉、飛鳥から伝言。
スマホ水没してデータ消えたから
一輝さんと晴輝さんと
今の如月幹部の連絡先メールしてだって。」
「は?バカじゃん。
ってかそのためにわざわざ来たの?」
「俺由茉の連絡先知らねーし。」
「仕方ないなー。」
私は自分の連絡先を書いたノートの端にかき、
やぶいて雄に渡した。
「はい、連絡して。
飛鳥にはメールしとくよ。」
「さんきゅ、じゃーな。
純さん、哉斗さん失礼します。」
「「おう。」」
「ばいばーい。」
「ってか由茉、雄と知り合いなのか?」
「あぁ、そっか。
純インフルエンザでいなかったのか。
雄は飛鳥の弟で、小さい頃よく遊んだの。」
「え!?飛鳥さんの弟!?雄が!?」
「俺らもびっくりした。」
驚く純に哉斗がいった。


