階段を金髪くんが建物のドアを開け中に入り、
続いて水嶋くんと私、蒼井くんが入った。
一階は車庫になっていて、
多くのバイクと人で溢れ返っていた。
2階へ上がると人はいなく、
奥のドアの前で立ち止まり、
金髪くんがドアを開けて中へ入った。
続いて水嶋くんと連れられて私も入り、
蒼井くんも入った。
中にはすでに橘くんが黒いソファーに座っていた。
「由茉ちゃん由茉ちゃん!
下の見たでしょ?これが暴走族。
みんなでバイクに乗って走ったりするよ!
下のやつらとか全員まとめて
トップに立ってるのが総長の湊ってわけ。
で、俺らはそんな総長を支える幹部。
俺と、純、爽、あとここにいないけど颯の4人ね。
爽が副総長だよ。」
水嶋くんが説明してくれた。
「……ギャングみたいなもの?」
「まぁそこまでの悪さはしないけどね。」
「あ、俺が副総長の七海爽(ななみ そう)ね」
「俺らは全員桜ヶ丘の2年だよ。」
やっと七海くんが自己紹介してくれた…
「あの…颯というかたは…?」
「あぁ、颯は最初屋上で
由茉ちゃんに話しかけたやつ!
高橋颯っていうんだ!」
あ~、あの軽いのが颯くんね。
水嶋くんの説明でやっと名前がわかった。


