生きる。




「は?お前別に傷ついてないだろ。

この腕は戒めみたいもん。

俺は謝んねーけど。」


「もうさ、自分勝手すぎて笑える。

ばかなの?あほなの?おっかし。」


あははと思いっきり笑った。


「じゃあ聞くけど、

なんで笹原さんが傷ついてるって決めつける?

なんで私が傷ついてないって決めつける?」


「そんなの見ればわかるだろ。」


「出たよ。だから薄っぺら。

見た目ですべて決めないで。

あなたも笹原さんと同類だね。」


「お前と同類よりましだわ。」


「うん、私も心から嬉しいよ。

てかいい加減離して?

私は謝る気なんかない。」


「お前…いい加減にしろよ。」


腕を掴んでる手の反対の手が

拳になってるのに気づいた。


「私を殴る?別にいいけど。

あなたに殴れるの?私を。

それにさ…笹原さん、あなた何にも思わないの?

あなたのせいでこの男、

女の私を殴ろうとしてるよ?」


笹原さんはなにも言わない。


「私は殴られたって謝らない。

私は友達を苦しめてる人を許さない。

謝る理由なんか見つからないわ。」


私がそういうと男は私を殴った。


「はー、いった。

ってか顔以外を殴れよ。

これじゃあみんなにばれるじゃん。

あなたばかなの?

私を殴ったとこばれるようにして。」


「は?」


「はー、もう今度こそ謝ってほしいとこだけど

付き合ってられません。

笹原さん、本当にいい加減にしてね?

哉斗のこと好きなのに傷つけて楽しい?

あなたが傷つけてるって自覚してよね。

哉斗はあなたのせいで授業来ないんだから。

あなたさえ話しかけなければ来るのに。」