「あ、哉斗ちゃんと来てる。」
体育が終わり着替えて教室行ったら既に哉斗は来ていた。
「かーなと。」
「あ、由茉ちゃん。」
「ちゃんと来たんだね。」
「約束しましたからね。」
「ふふ、えらいえらい。私、笹原さんに
どうしたら哉斗と仲良くできるか聞かれたから
また余計なこといっちゃった。」
「なに?」
「哉斗に話しかけないでって。」
「はは、由茉ちゃんらしいね。
ありがと。気持ち嬉しい。
ほんと、話しかけないでほしい。」
「モテる男は大変ですね。」
「好きな子にモテないと意味ないですけど。」
「う…ごめん。」
「はは、気にしないでよー。
俺がいっといてなんだけど。」
そんな話をしてたら…
「哉斗くん、おはよう。来たんだね。」
笹原が話しかけてきた。
ってか哉斗くんって…。
哉斗は立ち上がってどこかへ行ってしまった。
「笹原さん…話しかけないでって言ったよね?」
「そんなの、三浦さんに言われたくない。」
「哉斗のこと好きなら哉斗の気持ちも考えなよ。
自分勝手じゃない?」
「おい、由茉。言い過ぎ。」
純に止められた。
「三浦さんこそ…
哉斗くん取られたくないだけじゃない?」
「はぁ?なんで私が。」
「由茉、それ以上言うと哉斗がかわいそう。」
また純に止められた。
「あ、そうだね。うん。」
「とにかく、三浦さんに口出しされたくない。」
「…なぁ、由茉は哉斗のこと考えて言ってるだけ。
お前よりよっぽど由茉の方が哉斗のこと考えてるぞ。
そんなのもわかんねーの?」
純がそういうと
「あ、純くん三浦さんのこと好きなの?
だから庇うの?健気だね~。
でもそういうの卑怯じゃない?
私は純粋に好きなだけなんだけど。
好きなのになんで他人に口出しされなきゃいけない?
それにさ、哉斗くん女の子とすごい遊んでたし。
どこが女嫌いなの?遊び人なのに。」
私は我慢できなかった。
気づいたら笹原さんを平手うちしてた。
「バカにするのもいい加減にして。
何も知らないくせに知ったように語らないで。
純が私を好き?哉斗が遊び人?
勘違いもいいとこすぎて笑っちゃう。
私のことは何を言ってもいい。
でも純と哉斗を傷つけたら許さない。絶対。
哉斗をこれ以上女嫌いにさせないで。
あなたみたいな人が哉斗を臆病にさせるの。」
私がそういうと
「由茉、もういい。」
純が止めた。
笹原さんは大泣きした。
私が平手打ちしたことで
クラスの注目を集まっていた。


