生きる。



私たちは資料室へ入った。


「だー!もう!あの席やだ!

ほんとやだ!」


入るなり哉斗はうなだれた。


「どうしたの?」


爽が聞いてきた。


「あぁ、あのね、

今日席替えしたら哉斗の前の席

哉斗のことが好きな女の子になったの。」


「それで、話しかけられて、これ?」


「そういうわけです。」


「それは辛いな、哉斗。」


「爽ならわかってくれるよな!」


「まあな。それなら別の席に移動する。」


「でも今の席由茉ちゃんと隣だし

一番後ろで最高なんだよー。

あの女が移ってほしい。」


「は?哉斗また由茉の隣かよ。」


「あのね、哉斗が席替え拒否して

移動しなかったの。

で、純は私の前にきたの。」


私は湊に言った。


「自業自得だな。」


「湊つめたい!自分ばっか彼女できたからって!」


哉斗は完全にいじけてる。


「てめーが人の彼女の横陣取るからだろが。」


「別にいいじゃん!湊ケチなんだよ!」


「はいはい、ストップ。

二人が言い合うことないでしょ。」


私は二人を止めた。