生きる。





「あの…水嶋くん、よろしくね?」


「話しかけないで。」


遠慮がちに言った笹原さんをぶったぎる哉斗。

哉斗は本当に変わった。

女の子に冷たくなった。

まあまたあんなことになったら困るしね…


「あの…蒼井くんもよろしくお願いします…」


笹原さん、完全にびびってる。


「おう」とだけ答える純。


「由茉ちゃん、今日お昼何する?」


「んー、なにがいいかなー。

ってかまたラーメンじゃない?

純の奢りで。」


「は?なんで俺なんだよ。」


「純だからだよ。」


「いや、意味わかんねーよ。」


「じゃあさ、純。

俺と腕相撲して俺かったら俺の分おごりね。」


「哉斗ずるいぞ。

俺がお前に勝てないのわかってて言ってるだろ。」


「え、哉斗そんな強いの?」


「腕相撲は知らないけど喧嘩はかなり強い。

だから腕相撲もたぶん俺負ける。

幹部の中じゃ俺が一番弱いからな。」


「へー、見た目一番ヤンキーなのに。」


「まあまあ、いいじゃん。やろうよ。

由茉ちゃん、席変わって。」


「うん、いいよ。」


結局腕相撲は始まって、純が負けた。


「純よわ!」


「俺が弱いんじゃなくて哉斗がつえーの。」


「俺の分おごりね。」


そんなやりとりをしてたら席替えが終わった。