それから数日たって、今日は始業式。
湊と一緒に登校…変な感じだけど嬉しい。
「ねぇ、湊ネクタイしないの?」
「え?なんで?」
「私、したほうがすき。
ゆるめのネクタイ。
爽みたいな。」
「ふーん。
じゃあ明日からしてくる。」
「うん、ありがと。」
「由茉は俺みたいな制服の着こなしが好きなの?」
「うん、この中なら爽が一番好き。
崩しすぎないの。
まあ哉斗はそれでもいいかなって感じ。
哉斗っぽくてかわいいし。」
哉斗はブレザーの中に黄色のパーカーを着ている。
「嫌いなのは?」
颯がいった。
「純。ダントツで嫌い。」
「はぁ!?俺かよ!」
「いかにも不良って感じなんだもん。」
「暴走族なんだからいいだろ。」
「別にだめじゃないよ。
嫌いなだけ。」
「由茉はどんなんが理想なの?」
湊が聞いてきた。
「人によるかな。似合ってれば…だけど
まあ純のは例外だけど。
基本は爽みたいなの。
ブレザーの前を開けてネクタイゆるくて
ワイシャツはズボンの中に入れて
ズボンはほどよくゆるくて
かっこいいベルトして。
湊なら薄いグレーとかのカーディガンきて。
ワイシャツは白もいいけどたまにブルーとかグレーとか。
たまにブレザーの脱いでカーディガンで腕まくりなんかして。
やばい、完全に妄想だけどね。」
にやにやしてしまった。
「ふーん、ならそれに近づくわ。」
「うん、そしたらかなり嬉しい。」
「それなら俺はどこがだめなわけ?」
颯がきいてきた。
「ボタン開けすぎ、ネクタイ緩すぎ。
まああくまで私の意見だけどね。」
「由茉ちゃん、俺は?」
「哉斗はそのまま。かわいいし。
細身のパーカーだから好きだよ。」
「哉斗に好きとか言ってんな。」
湊が抱き寄せてきた。
「そう意味じゃないでしょ。
パーカーの話。」
「それでもだめ。」
「わかったから。ごめんね?」
「ん、いいよ。」
「湊独占欲強すぎ。」
「うるせーよ、颯。黙れ。」
「さて、そろそろ式も終わるし教室行こ?」
私と哉斗と純は教室へいった。


