いつもの部屋に入ると

爽と純がいた。


「あれ、二人が一緒に来るなんて珍しいな。」


久しぶりに会った純の一言目はそれだった。


「純がいない間に色々あったんだよ。」


と爽が言う。


私と湊はソファに座ると湊は私の肩へ腕を回した。


「あー、そういうこと。

じゃあその由茉の化粧も湊のためか。」


「え、そうなのか?」


と湊が覗きこんできた。


「ちょ、純!変なこと言わないでよ!」


「え、違うの?」


「…そうだけど…」


私がそういうと湊は嬉しそうに

頭をぽんぽんとした。


「…湊キャラ崩壊だな。」


「すごいでしょ。

俺らに対する態度も変わった。」


純と爽が言うと


「うるせーよ。黙ってろ。」


と湊が怒った。


「俺らには厳しくなったのか…。」


と純が落ち込んだ。