「美波のこと、忘れないでください。 美波は橘くんのこと、愛しそうに何度も 話を聞かせてくれました。 何度も何度も会いたいと言っていました。 決して忘れないでください。」 私は強くそう言い、部屋から出た。 外はもう赤く染まっていた。 「………美波……」