「おーい、忘れ物だよ~。」 ………え? 「もしかして気づかなかった? あ、やったのはここの男たちかな? これ、君の上靴だよ?」 笑顔でいう颯。 …………どういうこと? 「後で説明する。」 私の耳元で言った湊。 「ちゃんと持ってかえってね。 君のだし、君がやったことなんだから。 はい!」 颯は笑顔のまま言った。 「あんま俺らのこと舐めないでね。」 そう言ったのはいつもとは違って 殺気溢れた爽だった。 小林さんは颯から上靴を受けとると、 そそくさといなくなった。