指導室には女の先生がいた。
「噂、本当なの?」
私は紙を出した。
「これですか?」
「これもだけど…」
先生は言いにくそうだった。
「水嶋くんに送ってもらっていること、
水嶋くんのマンションに泊まったことは事実です。
でも、ただそれだけです。
一番下の写真も事実ではありますが、
相手はホストではなく私の兄です。
兄に物を買ってもらうことは普通ですよね?
あとは全てデタラメです。」
私はきっぱりと答えた。
風俗、売春等、
噂に尾びれがつきまくっていたから。
「水嶋くんのことも兄は知っています。
隠れて泊まっているわけではありません。
下の写真も兄を呼び出せばわかることです。
やましいことはなにひとつありません。」
「そう、わかったわ。
話が聞けてよかった。
…ごめんなさいね。呼び出して。
これから他の先生と話し合って、
もしかしたら処分が出るかもしれないわ。
私はあなたを信じてるから。」
「ありがとうございます。
では、失礼します。」
私は資料室へ戻った。


