「颯、これどうしたの?」
「さっき外にばらまかれたんだよ。
たぶんテラスから。
俺すぐいったんだけど誰もいなかった。」
「ふーん、そっか。」
哉斗の写真が2枚あるってことは、
昨日の女の子かな。
哉斗があのマンションに住んでるって
あんまり知られてないみたいだし。
私は急いで教室を出た。
「爽、ちょっといい?」
私が来たのはC組。
「これ、もう見たんでしょ?」
「うん。」
「犯人探し、しないでね?」
「なんで?」
「もう予想がついてるから。
湊呼んで?」
「…なに?」
湊はすぐにきてくれた。
「私はこれ気にしてないから。本当に。
それより、私のせいでごめんね。
如月のイメージダウンになってる。」
湊は私の頭に手を乗せた。
「俺らもそんなの気にしてないから。
大丈夫、気にすんな。」
そう言い優しく微笑んだ。
「そうそう、由茉は気にしなくていいし
暴走族なんて最初からいいイメージないし。
ってか颯がいるんだからこんなの関係ないでしょ。」
爽が言った。
「ってかそれより一輝さんのやつ、
よく撮れてんな。」
「これ、本当に笑えるでしょ。
写真ほしいよ、私。」
「一輝さん喜ぶだろうな~」
「腕組んだのだって、一瞬だったのに。
こんなの撮れるなんてね。
…ってかめっちゃ注目されてるよね。
教室戻るね。また昼休みにね。」
私は教室へ戻った。
そこには険しい表情の哉斗がいた。


