生きる。





私はごみ捨て場にごみを入れ、教室へ戻った。


「ねぇ、あなたって

如月の幹部のみんなとどういう関係なの?」


突然話しかけられた。


「…私ですか?」


「他にいないでしょ?」


「どういう…と言われましても…」


「橘さんと付き合ってるの?」


「付き合ってないです。」


「じゃあなんであなたが姫に?」


…なんだ、姫って知ってるんじゃん。


「えーっと…湊の元カノに頼まれたから

だったとおもいます。」


「は?どういう意味?」


「私湊の元カノと友達なんです。

その元カノが湊に頼んだんです。」


「なんで元カノなのに

頼まれたからって姫にするのよ。」


前にいる女の人は眉を潜めながら言った。


「…まだ好きだからじゃないですか?

あの二人は強制的に終わりを迎えただけで、

好きで終わったわけではありません。


湊だって離れたくなかったんです。

でも仕方ないんです。

湊は苦しむ彼女になにもできなかった。

その罪悪感から、彼女に頼まれて

私と一緒にいるのでは?


他のみんなも、総長が決めたことに口を出さないだけ。

みんな湊のことを信用しているから。

ただそれだけのこと。


あなたはみんなの誰かのことが好きなの?

それなら私に言っても無駄じゃない。

本人に伝えなきゃ伝わらない。」