「おっつー」
哉斗がドアを開けると、もうみんな揃っていた。
「今日遅かったな?」
爽が聞いてきた。
「純が椅子から豪快に落ちて
由茉ちゃんが爆笑してたら遅くなった。」
「私が笑ったとこ関係ないでしょ。」
「くっそ痛かったー。」
私は思い出してまた笑ってしまった。
私が笑っていると、前から
「いただきまーす。」の声が。
「あ、哉斗の弁当女の子から?」
爽が聞いた。
「ん、よくわかったね。」
「彩りがいつものと全然違うしね。」
「今日のは由茉ちゃん。」
「え、由茉が作ったの?
哉斗のお弁当。」
「うん。昨日のお礼。」
「へー。でもなんでお弁当?」
「昨日俺んち泊めたの。」
「うわー、哉斗えっちー。」
そこだけ反応する颯。
「颯に言われたくないし。
しかもなにもしてないし。」
「でも寝起きとか見れるじゃん。」
「俺が起きたときには
由茉ちゃんはもう起きて
朝ごはんも作り終えてて
寝起きとは程遠かったけどな。」
「へー、由茉って料理できるんだ。」
「…爽、それ私はできなさそうってこと?」
「由茉ちゃんのご飯めっちゃうまかったよー。
昨日の夜のオムライスもうまかったし。」
「あれは一緒に作ったでしょ。」
「俺野菜切っただけじゃん。」
「お前ら新婚夫婦か!」
私と哉斗の会話に純が突っ込んだ。


