生きる。




ピンポーン…


哉斗のマンションについて

エントランスでインターホンを押す。


『今行く。そこにいて。』


え、ここにくんの?

俺行けるけど。


しばらくして、哉斗が降りてきた。


「おう、悪いな。」


「由茉は?」


「部屋で宿題やってる。もう元気だよ。」


「なんで泊まってくわけ?」


「俺のわがまま。

別に変な意味じゃないから。」


「俺は中には入れないんだ?」


「由茉まだ混乱してるから。

今はそっとしておいて。」


「…信じていいんだよな?」


「なにを?」


「お前を。」


「あー、襲わないかとか?」


「わかってんじゃん。」


「そんなつもりはさらさらない。

部屋も別で寝るんで。

…あーでも今日2回抱き締めあっちゃったな~」


「…抱き締めた、じゃなくて?

抱き締めあった?」


「一回は抱き締めた、だな。

二回目は抱き締められた、だな。」


「は?由茉が抱き締めたのかよ?」


「まあな。いいだろ。」


「…殴っていい?」


「由茉はお前のじゃないだろ。

俺らのだろ?

別にいいじゃん。」


「お前ムカつくな、本当。」


「こんな湊、なかなか見れないからね。」


「これ。持ってけよ。」


「おう。由茉が待ってるし行くわ。」


「それ以上の事したら本当に殴るからな。」


「はいはい、総長様。」


「じゃあな。」


「おやすみ~」


俺は家に帰った。