生きる。




「……そういうことか。

哉斗、話してくれてありがとね。」


「なんとなく、由茉には知っててほしかった。

重い話になってごめんな。」


「私は平気。話聞いても今はなにも言えないけど…

でも…一輝が如月誘わなかったらこんなこと…

ならなかったよね。

だから、ごめんね。」


「一輝さんのせいじゃねーよ。

もちろん、湊と爽のせいでもない。

俺が入ると決めたんだ。俺の選択だよ。

一輝さんと晴輝さんには感謝しかない。」


「哉斗にはさ、みんないるじゃん。

寂しくなったら呼んでよ。

私すぐくるよ。こーんな広いんだもん。

ここに帰りたくなかったらうちにおいでよ。

一輝も晴輝もいてうざいけどさ。

うちも親帰ってこないから。

また一緒にご飯つくろーね。

だからそんな顔しないでよ。

寂しくなったら言ってよ。

泣いていいんだからね、哉斗も。」


「ねー、じゃあわがままいっていい?」


「えー、しょうがないなぁ。何?」


私は笑顔で返した。


「思いっきり抱き締めて。」


「ん、いーよ。」


私は哉斗の前にたって、座ってる哉斗を抱き締めた。


「哉斗も無理に笑わなくていいんだからね。

泣きたくなったら泣いていーよ。

私見ないから。」


私は今日哉斗に言われたことをそのまま返した。


「俺こうして甘えたかったのかも。

女の子嫌いなのにね。

だから今由茉ちゃんがいてくれてよかった。」


「ははっ、そんなこと言われたら

私が泣いちゃうじゃん。」


「ねー、今日泊まっていきなよ。

一輝さんには俺から言っとくし。

ゲストルームにベッドあるからさ。」


「…いーの?」


「いーの。俺今一人になりたくなかったし。

由茉ちゃんのことも心配だったし。」


「私もねー、

今一人になると考え込んじゃうから

家に帰りたくなかったんだ。

私今自分がわけわかんない状態だから。」


「じゃ、俺電話してくるわ。」


「はーい。」


哉斗はそういうと部屋に戻った。