生きる。




「由茉さん?どうしたんですか?」


同じ高校で1つ下の

秀(しゅう)が話しかけてきた。


「秀………

なんでもないよ!

ね、家まで送ってってくれない?

湊寝ちゃって起きないの。」


「勝手に帰したら俺が怒られます。」


「じゃあ書き置きしてくるから!

それならいい?」


「……わかりました。」


渋々OKしてくれた。

私は部屋に戻ってメモを残した。


「起こしたけど起きないから先に帰ります。

由茉」


これでよし。


「ごめんね、お待たせ。」


「じゃあこれ、かぶってくださいね。」


私は秀に渡されたヘルメットをかぶり、

家まで送ってもらった。