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由茉side
「ヤバいよー!」
「由茉うるさい。」
颯に怒られる私は相当うるさいのだろう。
文化祭が終わって代休明けの放課後。
実は来週テストなのだ。
みんなと一緒に溜まり場に来てしまったけど……
「みんな勉強しなくていいの?」
「少なくともここではしない。」
「そうですか…」
クスクスと笑う爽。
「由茉はさ、
うちの高校の編入試験に合格したんだから
そんなに心配しなくていいと思うよ?」
「でもはじめてのテストだし…
どんなのが出るかわからないし!!
自分のレベルもよくわかんないし!!
うちは兄たちが頭いいから…
悪い点でも怒られはしないんだけど
自分が惨めになるし…」
「由茉はなにが苦手なの?」
爽が聞いてきたけど…
「なにが苦手なのかもわからない…」
「そっかー。じゃあ範囲内をやって、
わかんないのあったら聞いてね。」
「ありがとう!!
…そういえばみんなは勉強できるの?
授業出てる?」
「俺らは授業出てるよ。
一番サボってるのは純で、アホなのも純だけ。」
「でも授業出てないわりには赤点とかはない。」
湊と颯が教えてくれた。
「哉斗は頭いいよね。
いつも寝てて急に当てられても絶対に答えられるし。」
「まー、そのくらいはね。」
そんなことをさらっと言えるみんなは
きっと頭いいんだろうなぁ…
「由茉だって英語ぺらぺらじゃん。」
なんて純が言ってきた。
「私は小さい頃から10年近く
アメリカに住んでたから当たり前。
みんなが日本語ぺらぺらなのと一緒だよ。
それに日常会話しかわからないから
丁寧な言い方とか分からないときあるしね。
だからテストでは不利なの。」
「そんなもんかねー。」
「でもさ、由茉ちゃんが英語当てられて
読んだり答えたりすると発音よすぎて
みんな聞き取れてないよね。」
そう言いながら笑う哉斗。
「俺も聞いてみたいなー由茉の英語。」
「機会があればね?」


