生きる。





「ねぇ、後夜祭どうするの?」


「参加でしょ。」


哉斗が即答した。


「え?珍しいな。

行事めんどくさがる哉斗が。」


爽が珍しそうに言った。


「由茉ちゃん、参加したいでしょ?」


哉斗は私の顔を見てそう言った。


「あ、またバレてた?」


「さっき言ってたじゃん?

行事が初めてで嬉しい。

今までの分も、美波の分も

人生楽しむって。」


「あ、言ったね、そんなこと。」


「なら参加でしょ!」


「あ、そういえば今年は

後夜祭に哉斗の好きなバンド来るみたいだぞ?」


「え!まじかよ!なら絶対行かないと!!」


「誰ー?」


純がそんなことを言っていたのだが

哉斗のことをあまり知らない私は

哉斗の好きなバンドが誰かわからなかった。


「ベリーズ」


「あー!哉斗っぽい!

好きそう!」


「俺ちょー好きなんだ~!

場所取りさせないと。

ちょっと行ってくるわ!」


「え…場所取りって…」


「哉斗は女子から可愛がられてるからな。

使えそうな女に頼むんじゃん?」


颯がさらっと答えた。


「え!そんなことするの!?」


「女も使われてるって自覚してやってるんだから

別にいいんじゃねーの。」


そう純が言うけど…良いのかなぁ…